舛添氏を、私が信用しない理由

半年前に発足した鳩山内閣が、あまりの期待外れに世論の支持も急降下し、
一方それだからといって、野党の自民党も支持率が一向に上がらないので、
政治家の間で第三極への志向が持ち上がっている。
暫く前まではひそひそと囁かれる感じだった話題だが、
今日あたりのメデイアでは、かなり露骨な発言が報道されている。

民主党の中の小沢批判勢力、自民党の中の現執行部と距離を置く勢力で、
   有力な政治家が、それぞれの意向を発言している。
与謝野という人物の本日の発言も私にはかなり不愉快で、その内に何かの機会が有れば書きたいと思うが、
話題を絞って、今日は舛添氏について書きたい。 
     (▲ 与謝野氏への迂回献金: [C-182] 、参照)


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数年前まで、私は舛添氏に好意を持ち、期待もしていた。
彼が政治の世界に足を踏み入れた当初は、遠隔地に居住する親の介護のために頻繁に往来している姿に、人間として素晴らしいものを感じていた。
しかし、現在はこの人も、他の多くの現代日本の政治家と同じで、
   誠実さに欠ける、信用できない人物だ、と思うようになった。
以前にも、政治家としての実務処理の姿勢には、時に疑問を感じる場面が有った。  しかし

私の舛添氏に対する評価を、決定的に覆したのは、
    若林亜紀氏の文章を、見たことであった。


情けないことに、私も老化が進んだためか、その文章が何処にあったのかを、想い出せないのである。
今日テレビに映った舛添氏の発言を見て、私は若林ブログで読んだと思っている文章を、探したのだが見当たらない。
或いは、週刊誌で読んだ記事、であったのかもしれない。
関連のある若林ブログ記事、の内容を紹介すると、以下のようである。 

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若林亜紀ブログの、2007/12/3の記事に
     「渡辺行革大臣、頑張って」
というのがある。
(或いは、若林氏がこの記事を公開後に、手直しをしたので、私の記憶と違っているのかもしれない、とも思う。 記事の内容の、本質的なところには変更が無いままに、舛添氏に不利な表現を緩めることは、あり得る話だと思う)

 概要を紹介すると、次のようである。:

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今日から渡辺行革大臣が、独法の整理合理化をめぐり、反対する所管省との復活折衝を繰り広げる。
午後は、厚生労働省の舛添大臣と復活折衝だ。
舛添大臣は廃止・民営化に反対しないでほしい。 むしろ、改革を推し進めてほしい。
というのも、03年10月20日のTVタックルで、
   雇用能力開発機構の無駄な箱モノづくりと、
   労働政策研究・研修機構の、湯水のような公金浪費
について特集があった。  そのとき、

舛添氏が出演していて、こうコメントした。

「労働政策研究・研修機構のムダ遣いについては、
    参議院の決算委員会で追及します ・ ・ ・」 
「(天下り官僚が法人で箱モノつくってムダ遣いしてるから)もう、官僚は55歳でやめてもらいましょう。  55歳で年金あげますから。 天下りをやめて、ムダ遣いなくしてもらったほうがよっぽどいい ・ ・ ・」

私の知る限り、舛添大臣による参議院での追求は、なされていません   

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私の記憶する若林氏の文章では、
  渡辺行革大臣が舛添大臣に折衝したところ、舛添氏の反応が悪かったので、
       渡辺氏が舛添氏に向かって、
      「貴方は03年10月20日のTVタックルで ・ ・ ・ ・ ・」、と、
      上記の事実、を引き合いに出したところ、
   舛添氏は虚を突かれて驚き、うろたえたというものである。
   実は、渡辺氏はあらかじめ若林亜紀氏に、この事実を教えられていて、
   タイムリーにそれを活用した、のであった。 

この様に、2003年の発言を、2007年に付きつけられて、うろたえるのは、誠実でない。
小泉純一郎のように、「公約を破るなんて、大したことではない」、と言わないだけ、
   まだ、良心の欠片くらいは有るのだろうが、
大事を託すことのできる人物でない点では、小泉と本質的に差はない。

その後で渡辺氏が、自民党の中で苦境に立ちながらも筋を通して、遂には自民党を出ていくことになったが、
   その時にも、 舛添氏は応援しなかった。
   今になって、民主党も自民党も国民の支持が無いから、というので、
  舛添氏が第三極を標榜しても、それはご都合主義、というものである。


このご都合主義は、舛添氏一人ではない。
自民党政権時代に連合していた公明党は、現在では民主党に擦り寄っている。
自身の信条とか、主義主張ではなく、打算で行動を決める人間ばかりになった、この国の姿が、
1945年以前を知る私には、本当に口惜しい。

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