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zoom RSS 裁判員制度(3)

<<   作成日時 : 2013/05/12 09:19   >>

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今回の元裁判員の起した訴訟に付いての、法律関係者の談話
  を見ると、元裁判官の西野喜一・新潟大法科大学院教授は
「制度導入当初から、司法制度改革審議会でも国民の負担
   についての具体的な議論はほとんどなかった」、と言っている。

裁判員制度についての私の意見は、以前(2009年)に
▲  日本の司法制度:[C-180][2009/5/15]
に述べた通りである。 少々抜粋すると

      ★ ★ ★ ★ ★
飲酒無謀運転、轢き逃げ、などの事故の多発、と加害者が捕まっても
  呆れるばかりの量刑の軽さ、に世論が激高する中で、 流石に
  日本の司法当局も放置できずに、 「危険運転致死傷罪」を作った。
然し、法律は作ったものの、それを適用する事は極めて稀で、
  何のために作ったのか、その意義が無いのが実情。
交通事故に限らず、そうした非常識な裁判の姿に世論が怒り、
  批判が盛り上がる中で、司法当局が格好を付けて、市民の
  意見を取り入れるため、と称して、 「裁判員制度」なるものを
  こっそりと造った。 (中略)。

★ ★ ★ @「裁判員制度」はこっそりでなく、国会で公開の場
  で決めた事、と司法当局は弁解するに違いない。 (中略)。 
  が、このような大きな影響のある法制度の変革が行なわれる
  ことを、国民の90%以上は極めて最近まで知らなかった。
  尤も、これには司法当局だけでなくマスコミも責任がある。

★ ★ ★  A若しも司法当局が誠実ならば、今回の
  一審の裁判官を断罪処罰しなければならない。 高裁の
  判決文の中で、 一審判決は誤りだと断じているのだから。
  司法関係以外は、どの様な公務員であっても、その職務
  行為が誤りだと 認められると、処罰される。 (中略)。
。 
  司法が国民の信頼を獲得する為の最も素直で有効な
  方法は、 誤りを犯した裁判官を処罰することであって、
  多忙な民間人を仕事を放置して裁判所に行かせ、
  裁判員として働かせる事ではない。
 (中略)。


★ ★ ★  B昨年末の経済危機以来、「最近一世紀ほどの
  人類の歩みは果たして正しかったのか」、「自由主義
  というものが本当に人類のために好ましいのか」、の
  議論が活発に行なわれるようになった。(中略)。
私自身は、4年前に、
{ [C-4][05/4/12] 人類滅亡論[3]自然科学の進歩による滅亡 }
を書いたように、21世紀以降も人類は生き延びられるだろうかと、
  以前から不安だった。
   科学技術を進歩させ、現在の文明を造ったことは、
  人類が自分の頭脳には不似合いな手足を獲得したことなので、
  極めて危険な状態なのではないか、とずっと思っている。 (中略) 。
★ ★ ★  C 現在の司法制度を作り、大岡越前守流の
  裁判を止めたのは、ある意味で以前よりも進歩したように
  受け止められてきた。
  丁度、自由主義経済が過去百年間、素晴らしいものと受け
  止められてきたのと同様である。 しかし、現行司法制度にしても、
  自由主義経済体制にしても、それは強力な手足や、
  マンモスの牙の様なモノであって、それを運営する頭脳部分が
  壊れていては却って危険な道具である。
  本日、このようなことをまた考えたのは、本日の高裁判決を
  これだけ国民が歓迎しているのに、司法当局もマスコミも、
  (中略)なのを不審に思うからである。
  マスコミが、裁判員制度がどの様に生まれ、どの様な問題を
  含むかを論じていないからである。
★ ★ ★  D(中略)に書いたように、私の様な技術者は、
  日本では法科系の人間が支配していることに、苛立ちを覚える。
  いずれ長い時間の後、将来には人類は進歩して、現状を
  脱却するようになるだろう。
  丁度、 1000年ほど前には真面目な顔で「もったいぶった議論」
  をしていたのを、漸く現在では「神学論争」といって、
  馬鹿馬鹿しい昔話として、この様な時代もあった、と笑い話に
  なったように、いずれは工学的手法で社会が動く日が来る
  と思っている。
 
特に、日本という国は、「論理不感症」の総理大臣を選出する
  のだから、不安である。 [註]:(中略)。

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裁判員裁判と最高裁の判決
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2014/07/25 18:36

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