変人キャズ

アクセスカウンタ

zoom RSS 事故の「日本文化原因説」

<<   作成日時 : 2012/09/23 08:54   >>

トラックバック 8 / コメント 2

2012/7/24 の毎日新聞のコラムに、青野由利が
     書いているので知ったことがある。
五日に公表された原発事故の、国会事故調査委員会の
   報告
は、海外と日本のメデイアで取上げ方が相違し、
それには理由があるのだそうだ。

 「日本文化原因説」は、事故の根本的な原因は、
   「権威へのおもねり」、「計画への固執」、「集団主義」
   「島国根性」など、日本文化に染みついた慣習にある、
     と断じるもの
、であるが、
これは、黒川清委員長が英語版に寄せた序文にしかない
のだという。 

このメッセージに批判があり、一つは国内外の使い分けで、
  これは確かに良くない。 
もう一つは「文化のせいにするな」、という批判だが、
  その批判は的外れだ、と青野は例をたくさん挙げて
  書いているし、私もその通りだと思う。 

青野の書いたコラムの主眼は、黒川委員長の書いた通りに、
  「日本文化原因説」が正しくて、
「責任ある立場にどの日本人が居ても結果は同じだったろう」
  という判断が当たっているとするならば、
  そして、今もそのままなら、
問題を置き去りにしたままの原発再稼働が無謀だ
  ということの指摘である。

     ★ ★ ★ ★ ★

しかし私は、この問題は原発問題に限ったことではない
と見ている。 
昔も今も、日本人の行動パターンは常にこうであった。

太平洋戦争の開戦も、終戦も、どのような不合理な
     事情で行われたかは
▲ 終戦秘話への推理:[B-185]:[2012/9/16]
終戦秘話と現代(1):[L-102]
     に書いてあるとおりである。  そして
戦争の行方を決めた出来事なのに、半世紀に亘っての
  謎であった、「運命の5分間」の真実が「ミッドウェイ海戦」
  (新潮選書、2012/5刊)に明かされてみると、これも同根。
  分かってみるといっぺんに理解、納得出来る真相である。 
「モノを伝える」こと(続3):[C-286]、に書いたように、
   この様にして真相が明かされる場合があると同時に、
 真実は伝わらないままに歴史の闇に沈んでいく事柄もある

数百万人の人命を犠牲にし、爾後半世紀余の
     学習時間を経過して、今回の原発騒動である。
それでも全て同じではないか。

     ★ ★ ★ ★ ★

以前にはよく言われたことであったが、
第二次世界大戦の終了後、ドイツは数十年の時間を
   掛けて、その清算に全力を投入してきた。
一方、日本はそれを全くしないまま現在に至っている。

その結果、ドイツは現在のフランスとの友好関係を構築
したのに対し、日本は今でも中国、韓国と領土問題を
持ち出されて困っている。
これも、ことの本質は、日本文化が原因となっている。

発言、公約などに全く責任感を持たない民主党内閣の
     原発問題対処などは問題外だが、
その様な当面の事態を御預けにして、
我々は一度戦後に遡って国作りの基本から
     再出発しなければいけないのだろう。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(8件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
終戦秘話と現代(2)
日本が昔、無茶な戦争にのめり込んで行った経緯も、今の話である東北大震災への対応、原発対応問題、国家財政の問題など、現在の日本の「決められない」組織病理も、同一パターン ... ...続きを見る
晩秋
2012/09/26 02:59
終戦秘話と現代(3)
女川原発を3.11の津波に耐えさせた平井弥之助と、 釜石の奇跡を産み出した片田敏孝教授の功績を前回紹介した。 日本人のDNAにある組織病理には罹っていない事例としてである。 ... ...続きを見る
晩秋
2012/09/28 03:53
シューマッハーの予言
白いキツネたちのことを書いている晩秋ブログ: ▲ 終戦秘話と現代(3):[L-104] を読んで、思い出したので、白いキツネ・「尾関修」氏    のことを紹介する。 私が今迄知らなかった、この人物のことを知ったのは、 「シューマッハーの予言」、という標題のコラムを、      9/24日の毎日新聞で読んでである。 標題で誤解されると困るが本記事は、今年一月頃に書いた   経済学のお勉強の話に書き足しをするのが目的ではない。 まずその新聞コラムの概略を紹介する: ...続きを見る
変人キャズ
2012/09/30 15:58
日本の技術者評価
「追い詰められた産業立国」という新聞の特集記事があって、 その冒頭の「技術者評価、日本は不当」という話題の部分 だけが、9/26日の朝刊一面に掲載されていた。 ...続きを見る
二人のピアニストに思う
2012/10/04 06:05
政治の「日本文化」
東日本大震災の復興財源は、25年間にわたる復興増税   などで賄われたが、今年度予算までの復興対策費は   被災地から遠く離れた全国の建設事業や企業の   立地補助金などに相当な費用が当てられていたなど、   予算の多くが被災地以外に支出されていた   ことが明かになった。 ...続きを見る
変人キャズ
2012/10/06 17:42
再度「日本文化論」
10月13日の新聞に、驚くような記事が二つあった。 その1は、12日のBS朝日の番組収録で、前原国家戦略   担当相が明かした、「8月19日の首相公邸での   野田首相と石原都知事の会談内容」、だ。 石原が中国と戦争も辞さず、のような話をするので、   首相は会談後に、「東京都に尖閣諸島を持たせたら   大変なことになる」、と漏らし、   「都が尖閣諸島を購入すれば工作物を作ったりして、   日中が紛争になる」ことを怖れて、国有化を決めた   ことを前原が明かした。 ... ...続きを見る
変人キャズ
2012/10/15 17:47
再度「日本文化論」(2)
数カ月に亘り群発地震が続いていたイタリア中部の状況   について、イタリア防災庁付属委員会が   2009年3月31日に ラクイラで開いた会議で、   大地震に結びつく可能性は低い   と報告した。   しかし、その6日後の4月6日に起きた中部地震で   309人が死亡、6万人以上が被災した。 ...続きを見る
変人キャズ
2012/10/23 16:04
外国コトバの乱用
私のような超老人は、「ダイエット」という言葉は「節食」を意味する   としか知らないでいるが、美容整形関係の人々の間でこの言葉を   「美容」とか「健康法」とかの意味で用いることが定着しているらしい、    と感じて驚いた経験を、二カ月程前に     ▲ 「ダイエット体操」:[C-305]、 に書いた。 本日、身辺整理をしていて、「外国コトバの乱用」という標題の、    30年もまえの論説の切抜き、を目にしたので、    上記記事の関連メモ  として、此処にその概要を記してお... ...続きを見る
変人キャズ
2013/05/09 04:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すべてではないにしても、行動には気質はどーしても関わってくるでしょう、日本語がそうであるように”ファジー”曖昧を好む気質であることは否めない。そして”お上は絶対”の長いものには巻かれろで逆らわない、どこぞのテレビでの喧嘩ランキングで世界でビリであったほど喧嘩を好まない、いい気質だと思いますけど平穏で平和的、尖閣でも中国の騒乱状態にもニッポンではまったく行動が起こらないし、北方領土の不当性にも拿捕機銃がコワイにしてもニッポンが民間でもほとんど行動らしい行動はない、正しくても先に”すみません”と謝っちゃう。ただ、ニッポンが控えれば控えるほど事態は悪化し窮地に追い込まれるのは控えめのなかにも自民60年を含め無能民主は言うに及ばず、有名無実の国家戦略室に象徴される国家戦略の無さ、大局的なモノの見方で統合的に戦略を組めないためではないかと思う。いま注目の渦中の維新をみてもその八策に国としての戦略性など微塵もない、こと程左様に実に心もとないのである。日の丸を振って菊のご紋章をかざしても国際戦略には立ち行かない、グローバルの言ってるうちに中国にも飲み込まれる。世界の餌食にされないようもそっとはっきり勝手なこと言うたほうがえーのでは...いい子はいじめに合うだけやし。
軟弱
2012/09/23 10:35
それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。 一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。 この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、 十二歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。 わかっちゃいるけど やめられない。
nega
2012/09/28 00:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
事故の「日本文化原因説」 変人キャズ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる