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zoom RSS 因縁?仏縁?・事件。と自殺心理

<<   作成日時 : 2007/08/20 23:58   >>

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因縁?、仏縁?、分る事、分らぬ事、の後日談の、更にその続きである。
あの記事に少し触れておいたが、あの自殺願望の女性はマンションの上から飛び降りる心算で、薬物と酒を飲み、高層階の通路まで一旦上がってきていながら、自分自身に言い訳となる用件を拵えて、下の方にもう一度行こうとしたに違いない、とY君と私は推理した。

二人とも80年間の人生で、いろいろと、「人間というもの」、を見て来ての上の直感であるから、二人の間では、説明を要しない推理であった。
しかし、『例の』マニュアル人間たちは、我々の説明で納得することはないだろう。


処で、毎日新聞に「おちおち、死んではいられない」、という特集ワイド欄があって、多くの名士たちの人生の厳しい経験談が掲載されている。
8/17日のその欄に、気象キャスター、倉島厚氏の話がある。
10年ほど前に奥さんをガンで亡くした倉島氏は、いろいろと思いつめて、
『死んだら、全部解決だ』、とマンションの屋上に通った。

 『でも、屋上の縁に立つと怖かった。
誰か押してくれないかなという気持と、止めてくれ、という気持が交錯しました』、と、氏は語っている。
倉島氏ほどの人物でも、こうなるのが、人間というものである。
Y君と私が抱いた直感、の推理の根拠も、これである。

Y君が救った女性も、そうであったろう。
高層階の通路の壁の前に立って、壁を乗り越えるための踏み台にするために持って上がった、ビニール製のゴミ収集用駕籠の高さが足りないと、(自分に言い訳を)考えた。
そしてマンションのゴミ収集場に行って駕籠をもう一つ持って来ようとして、エレベーターを呼んだところで倒れた、というのが、我々の推理であった。

倉島氏の体験談は、人間は自殺現場で正にその様な考えをすること、を述べている。
例の女性も、通路の壁を乗り越えるのに、ゴミ収集用駕籠は一個で足りた筈、(無くたって可能)である。
それでも、自身に対する口実を考えて、もう一個を取りに行ったのだと、我々は推理した。

前の記事にも書いているとおり、我々は、管理センターからも、警察からも全く情報を貰っていないし、本人とその後に会ったが、(▲因縁?、仏縁?、分らぬ事・・後日談)、一切話をしていない。
それでも、倉島氏の記事を見て、我々の推理は当っていたろうとの自信を深めた。
と同時に、今の時代は、この様な推理は出来ない人間社会、になったのだな、と改めて思った。

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8/12(日)に、週刊ブックレヴューというTV番組で、私の読んでいない或る新刊本、の内容の話を知った。

戦時体験で、撃沈されて沈み行く船から脱出するのに、「蜘蛛の糸」、のようなことをして仲間を蹴落とし、自身が助かった告白、が書かれているのを知って、驚いた。
普通は、この種の話は、自身の周辺の人間にも語らない。

これ程でなくても、厳しい方法で生き抜いてきた事実には、語るを憚ることがある。
それを嘗て私は、比喩的に書いたことがあったが、矢張り若い人には理解してもらえなくて、
言語による理解の限界を感じた。

余りにひどい行為{例えば、難破船の中での人肉食}も普通は語られないので、その場に居た人でないと理解出来ないことがある、と私は書いたが、若い読者には結局理解して貰えなかった。
まさか私自身の行なった事実、を書く訳には行かないから、比喩を用いている。
せめて、そのことぐらいは察してもらえそうに思ったが、駄目であった。


今この機会に付け足すならば、現在の、その若い人達が安穏に生活していられるのも、我々世代の、その種の口に出してはいえない悪行のためであるから、本当は、その若い人は感謝しなければならないことである。
でも、それを明瞭に述べることに依って、世間を騒がせることは、私には出来ない。

昨年あたりの中国非難、韓国批判の日本中の世論にも、我々の年代の者が簡単に同調しないのも、その辺に理由がある。

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自分の手柄を語らない美徳{▲歴史認識(2)[A-13] }があるのと同様に、他人に理解させようと思うことを、最初から念頭に置かないのが良いのかと、今迄は考えていたが、この新刊本の著者の様に、
己の恥ずかしい行為も曝け出すのが、「本当の戦争反対」の世論を作り出すのに、必要な事か、と感じたりもする

マニュアル人間が唱える、近頃のお題目の様な手軽な戦争反対の声を聴いていると、心は乱れるのである。

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変人キャズ
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