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zoom RSS (独り言74)「米国だより H」

<<   作成日時 : 2005/09/11 01:54   >>

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「米国だより H」                 82.4.9

★ 米国の、それも田舎に住んでいると、日本の情報は殆ど入って来ない。
     テレビでも新聞でも日本に関するニュースなど、まず見ることがない。
     こういう環境に居ると、逆に、 当地のニュースが、
        日本ではどの程度伝えられているかが気になる。

1月中旬のワシントンの航空機事故は、
     かなり詳しく日本でも報道されたらしいが、
その少し前に当地では大問題になった、「進化論教育論争」
     などは伝えられただろうか。

   国民感情とか思考パターンの、根源的な部分に関する事件で、
             航空機墜落、ほどの派手さはないが、
   米国民を理解し、 友好関係を維持していく上で、
   参考とすべき、 極めて重要な出来事、 
だったと思う。 

★ 人間は猿から進化したとする、進化論の考え方
          (エボリューション・セオリー)は、
      日本では広く受け入れられている。
       しかし、米国ではそうではない。


進化論は旧約聖書の天地創造の記述に反するから
     公立学校では教えてはいけない
、とか、 または、
 若し進化論を学校で教えるなら、 それと同じ時間を
   かけて、 天地創造説も教えなければならぬとか
      規定した州法が、成立している州が2つ、
      検討中の州が18ある。  

★ そんな非科学的な、
      というのは日本人の感覚である。
進化論を中心にする科学に対して、
   天地創造説に基づく、クリエーション・サイエンス
     なる科学体系を主張する人々がいる。

テレビ討論などで見ていると、エボリューション派の方は
   聖書に気兼ねして発言するため、概して歯切れが悪い。

★ この問題が今の時点で火を噴いた理由は、
    昨年成立したアーカンソーの反進化論州法が反対派により、
       連邦地裁に憲法違反として提訴され、
       法廷闘争が展開されたからである。
裁判には、数十人に上る学者が証人として出廷し、 結論的には、
   「クリエーション・サイエンスは科学ではなく宗教である」、
      と判定されて、原告勝訴となった。


しかし、我々が此処で知らねばならぬ事は、
     裁判の結果ではなくて、
    ともかく州法としてこのような法律が制定された事実、
    乃至はその州法を制定させた、一般民衆の民意の存在である。

伝統的価値観が崩壊してゆく中で、人々の中に
    近代科学に対する不信、が芽生えているのを
          見落としてはなるまい。




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註記:「私の独り言{前置き[1]}:2005/4/21」に述べた理由で、このシリーズの記事を多数並べているが、これらの中で筆者として最もお読み戴きたいのは、次の2編です。
◎[11]私の独り言{明治生まれ:1979/5/26}[2005/7/6]
◎[9]私の独り言{血税の使い方:1978/4/5}:[2005/07/04]
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