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zoom RSS (独り言48)アホ・ばか論文

<<   作成日時 : 2005/08/16 04:35   >>

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アホ・ばか論文                   80.5.24

★ 雑誌”諸君”の6月号に「アホばか間抜け大学紀要」なる、なんとも手厳しい一文が載っている。
大学などの機関が出す学術逐次刊行物「紀要」類は、日本全国で1500種以上にのぼるが、それらの内容がいかに愚劣なものであるかを論じたものである。
筆者の谷沢教授自身の専門から、引用された実例は専ら人文系の論文であり、「自然科学の世界は別」 と断っているが、果たしてそうだろうか。


★ 先日の技術時評で、『”研究せぬ研究者”の実態は、5年間論文ゼロの研究者が25%という数字に現れたところにより、もっと悪いだろう』 と私が書いたのは、正にこの点にあった。
アホばか論文を一扁、紀要に載せればそれで、論文ゼロではなくなるからである。
 ”慣れあいの同人雑誌”大学紀要ばかりでなく、論文審査のある正規の学術雑誌でも、近頃はひどい論文が載ることがある。

このような学術論文の質的低下を招いたのは、谷沢氏の指摘するとおり、研究業績の点数かせぎの風潮である。
就職のとき、昇任のとき、文部省の科研費配分のとき、業績目録の論文点数がモノをいうからである


★ 質的に低くない論文についても、実情の荒廃はひどいものがある。
昔なら1本の論文にまとめた内容を。いくつにも分けて論文の数を稼ぐ。
大体似た内容でも、ちょっと味つけを変えて別の論文に仕立てる。
このような常識も、すべて点数稼ぎ精神に由来する。

近時、学術論文の数が激増しているが、これを学術の進歩および細分化の結果とのみ速断するのは誤りである。
もし前記の点数稼ぎがなくなれば、発表される論文の数は10分の1以下になるだろう



★ これら愚劣な現状を改める方策についても、私は谷沢氏に同感である。

すべての大学教員に研究者であるかのごときポーズをとらせるのが悪いので、それを改めればよい。
採用・昇進・在任について論文数の物量を問わぬようにすればよい


★ それにより、アホばか論文は姿を消し、不要な研究費予算要求もなくなり、われわれの税金も軽減されるであろう。
ただし、その時は、学長に高邁な見識が要求されると同時に、大学の看板は書き換えて、昔のように専門学校と改称してほしいものである




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註記:「私の独り言{前置き[1]}:2005/4/21」に述べた理由で、このシリーズの記事を多数並べているが、これらの中で筆者として最もお読み戴きたいのは、次の2編です。
◎[11]私の独り言{明治生まれ:1979/5/26}[2005/7/6]
◎[9]私の独り言{血税の使い方:1978/4/5}:[2005/07/04]
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