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zoom RSS (独り言46)入試問題漏洩事件

<<   作成日時 : 2005/08/14 04:26   >>

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入試問題漏洩事件                 80.4.12

★ わが国で電力事業が始まって間もない頃、有名な”盗電裁判”というのがあった。
受電契約を結んでない男が、電力会社の送電線から自宅に電線を接続して盗電した、と訴えられた。
男は「自分は電気は盗んだが、電気は財物ではない。 自分は法律の条項にふれることはしていない」と抗弁した。
裁判所は男の言い分を退けて、電力会社側の勝訴になった。

★ 私は、明治の人達は偉かった、と思うことがいろいろあるが、この裁判官も立派だった。

現在の世相では、この種の争いがあったとして、どのような判決が下るかは、実に寒心に堪えぬものがあるように思う。
 法文の専門的解釈は素人の常識とは違うのだ、 とばかりに、あえて奇をてらった訳でもあるまいが、途方もない非常識な判決が出たりする。

何人も自己に不利な供述は拒む権利があるから、人を車で轢いたからといって、警察に届ける必要はない。
 轢き逃げは無罪である、という判決、・ ・ ・ もあった。

技術も法律も社会のためにある。
  としたなら、法文の枝案に拘って、運用を誤るの愚、は犯すべきでない



★ 早稲田大学商学部の入試問題漏洩事件は、3月29日に関係者4人を窃盗罪で起訴することで、警察は区切りをつけた。
窃盗の内容は、
   一枚3円程度の紙(問題用紙)を3枚盗んだ
、というものである。
 1枚3円程度の紙を、何故、受験生の父母は、1千万円の金を出して買うのだろうか。
大切なのは、物質としての紙の価値でなくて、そこに盛られている情報の価値である筈だ。
もちろん、警察もそこはよく承知しているが、現実の手続きとしてとり得る方法手段が無かった、ということであろう。

とすれば、社会全体のシステムが、どこか歪んでいる、ということになる


★もっとも、そのように考えていくと、早大よりもさらに悪質なのが、大きな顔をしてのさばっている。

医大などでは数千万円の寄付金によって、入試の結果が左右される、ことは、周知の事実である。
こちらは人命にかかわることだから、商学部などより、遥かに深刻な問題である。

そして、動く金の額は数倍も大きい。
しかも、紙切れ3枚分の窃盗罪、にも問われないのである



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註記:「私の独り言{前置き[1]}:2005/4/21」に述べた理由で、このシリーズの記事を多数並べているが、これらの中で筆者として最もお読み戴きたいのは、次の2編です。
◎[11]私の独り言{明治生まれ:1979/5/26}[2005/7/6]
◎[9]私の独り言{血税の使い方:1978/4/5}:[2005/07/04]
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