因縁?、仏縁?、分る事、分らぬ事

私も老齢になったためか、(或いは、幼少時に佛都と呼ばれるような地方都市で育った為か)、近頃になって、しきりに、
因縁とか、仏縁、とか、人知を超えた機能を感じる。

世の中を動かす力には、人間の知恵では限界があって見えないが、人間よりも、もっと高等な生物ならば理解出来る何かが働いているのではないか、と感じる


こういう感じ方は、私だけではない。
日本が世界に誇る電子工学の大先輩、マグネトロンの岡部金治郎先生の話なども、仲間が書いていた。
私自身の以前の記事{★感度の有無 (8):人類の限界}、に書いた、ジョルジュ・ルメールという人物の話、もそうである。
ルメールのような、アインシュタインを凌ぐ力量を持っていたくらいの人物になると分かるのだが、私の様なボンクラには見えない、何かが在るのではないか、と思えてならない。
犬、猫だって、バカと利口では、大差があるのだから。

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何故、この様な話を始めたのかと言うと、
先日の私の記事、★「美しい国」を作るための提案(6) 、には、あの記事で訴えたい要点を分り易くするために、記述を省略しておいたが、
倒れた若い女性については、実はもう少し話題があった、のである。

その次の記事:★「美しい国」を作るための提案(7) 、にAlps氏と飯大蔵氏から、頂いたコメントを見て、思ったことだが、長い人生を生きている間には、その記事のような出来事は誰しも出くわしている。
すると、その前の記事には省略して書かなかったことも・・、と思って、
   前回に書かなかった部分を、書いておく気になった、次第である。


実は、あのエレベーターの前で倒れた女性は、自殺未遂だったのである。

世間では、いろいろな筋から情報が流れる。
警察も、消防署も、教えては呉れないが、逆に、警察や、消防署では知らない事が、こちらには分るのが、
面白い事でもあり、また現在の社会の困った事でもある。

若しも私のこのブログ記事を見て、警察が聴きに来ても、私は、「それはプライバシーに関わる問題だから教えない」、と言う心算でいる。 {文末、(補注)参照}
これも、人権屋のお陰で、社会が、市民の本当の協力を得られなくなっている仕組み、 が生じる問題点である。


今回、私が伝えたい事は別であるから、その事は、さて置いて、話を進める。

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毎晩、Y君の夫人は台所仕事を済ますと、ゴミを捨てに、マンションの一階のゴミ箱に行くのが平常である。
ところが、あの事件の前夜、夫人は妙に疲労して居て、その気になれなかったので、明朝ゴミを捨ててくるように、Y君に依頼したのであった。
 そのため、未だ早朝で新聞配達以外は人通りのない時間帯に、Y君はエレベーターに向かって、あの女性に逢ったのである。

彼女は、マンションの高層階から飛び降りる心算で、自宅の階よりも上層階であるY君の階に来たが、用が有ってもう一度下に下りようとして、エレベータを呼んだのであった。
ところが、飛び降りるために、その寸前に、薬物とアルコールを服用して居て、それで、Y君の目前で急激に倒れた。
そのため、普通の酒気帯びとは訳が違うので、Y君の呼び掛けにも応答しなかった、という経緯がある。

若しも、Y君が行き逢わさなかったら、早朝出勤の会社員も未だ暫くは現われないし、其の侭、死亡していた可能性が高いと思われる。

彼女が今後の人生で若しも、生きていて良かったと思うようならば、
Y君が良いタイミングで其処に現われたのが、幸運であった。
Y夫人が前夜、疲労したことが、幸運であった。


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 処で、Y君は平常ならばその場所に現われる必然性は無かった。
Y君の夫人が、前夜、偶々疲労感が有ってゴミ捨てに行かなかったために、あのような次第になった。
夫人は、別に人助けを考えて、前夜疲労したのではないが、結果的に、その様なことになったのである。

このことは、一連の連鎖として、私共には実に偶然に見える。
しかし、神仏から見た場合は、どうなのだろう。


必然の流れとして、その様な出来事の連鎖で、彼女の自殺は未遂に終わるように,神が仕組んであったのではないだろうか。


以前にも、この感じ方については、★感度の有無(1)・きらり、に書いた。
私も若い時には、この様な考え方はしなかった。
歳を取ったなあ、と思う。 と同時に、若い時には、見えなかったものが見えるようになった、とも思うのだが、・ どうだろうか。

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(補註)自らの意思で死を試みる者も、何か自身への口実を設けて、それを避けようとする無意識の心理が作用する、のではないだろうか。
剛毅で鳴る乃木大将も自決の切腹をした時に、3箇所の躊躇い傷が残って居たと聞く。
今回の、若い女性が一旦自室よりも上の階まで来ていながら、一度下の階に行く用件を考えたのに、私はその様な心理作用を推し量る。
然しこの辺の一切は、状況を全て見たY君の推理だが、飽くまで推測である。

Y君も私も、見たことの全て、考えた事の全てを、
あの幼児的な対応しか出来ない、警察なり、消防署員に話す気はない。
聞かれても、答えない心算である。

 ★ ★ ★ 後 註 ★ ★ ★

この話の続きは、 →  ▲因縁?、仏縁?、分らぬ事・・後日談[2007/7/11]
            →  ▲因縁?仏縁?・事件。と自殺心理[C-158][2007/8/20]

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