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zoom RSS (独り言73)「米国だより G」

<<   作成日時 : 2005/09/10 06:28   >>

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「米国だより G」                 82.4.5

★ 全米的な組織をもつ大きなスーパーマーケットが、私の住まいの近くに3店あって、サービスを競っている。  その1つであるSに行くと現金「くじ」をくれる。  大抵は外れであるが、 籤を開いて5ドルとか2ドルとか書いてあると、それだけの現金を呉れる仕組みで、私も何度か貰ったことがある。

 一方Hというスーパーに行くと競馬券をくれる。  毎週土曜日の夜6時からHがスポンサーとなって競馬のTV放送があり、 自分の馬券の当たり具合によって、2ドルから2千ドルまでの賞金が貰えることになっている。  一枚の馬券に第1レースから第5レースまで各レースごとの自分の馬の番号が印刷されている。
毎週、間一髪のところで百ドル貰い損なったり、千ドル取り損なったりするうちに、 土曜日には競馬番組、という習慣が出来上がった。



★ ところで放映時間が夜だから、 競馬が実況中継でないことは最初から承知していた。  多分、土曜の昼に競馬があるのだろう位に思っていた。
そのうちに、ある日、馬券の説明書を詳しく読んでみて驚いた。
何と、千ドル当選馬券が何十枚、百ドル当選馬券が何百枚 ・ ・ ・発行されています、 と書いてあるではないか。
 つまり、この馬券を印刷した時点で競馬は既に済んでいて、 何レースの勝馬は何番と分っていたということである
私自身、最低の2ドルを貰ったこともないのに、毎回ギリギリ惜しい所で千ドル貰い損う理由も分った。

Hの現金籤と同じで、それを受け取った時には、既に券の価値は決まっていたのである。
これは不注意だった私が迂闊なだけで、米国人は承知の上で楽しんでいるのかも知れない。

 しかし私は白けた。  白けながら考えた。



★ 昔、唯物決定論という議論があった。
  剛体の運動は初期条件を指定すれば、任意時刻の位置・速度が力学法則によって決定される。

生物も分子原子の集合だし、思考過程といっても脳の分子運動に過ぎないと考えると、
 宇宙の歴史も、人類の歴史も、最初から筋書きは決まっている
  、という説である。
その伝でゆけば、競馬が馬券の印刷前であっても、土曜日の昼であっても、大した差はない。

あるいは、我々の人生そのものが、大してリキむほどのものでないのかも知れない。




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註記:「私の独り言{前置き[1]}:2005/4/21」に述べた理由で、このシリーズの記事を多数並べているが、これらの中で筆者として最もお読み戴きたいのは、次の2編です。
◎[11]私の独り言{明治生まれ:1979/5/26}[2005/7/6]
◎[9]私の独り言{血税の使い方:1978/4/5}:[2005/07/04]
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