変人キャズ

アクセスカウンタ

zoom RSS (独り言22)学会の乱立

<<   作成日時 : 2005/07/20 07:04   >>

トラックバック 0 / コメント 0

学会の乱立                    78.?.?

 技術者は、大抵、いくつかの学会に加入してその会員になっている(筆者の場合、国内5、国外1の学会の会員である)。 そうすることにより、何がしかの利益があるからである。
しかし、また不都合もある。

▽ 不都合の第一は学会費(年額一万円弱の場合が多い)の負担がかさむこと。 筆者程度のサラリーマンにはかなりこたえる。   しかも、
同じ職業費でもホステスの衣装と違って、学会費は税制上の必要経理に認められていない

▽ 第二に、別々の学会の提供する情報に重複があること。
▽ 第三に、その大部分は読まない学会誌が貯まって、保管料が重むこと、
などである。

★ レーザ学会が発足した、との新聞記事が出ていた。
解説によると、従来はレーザ関係の研究報告が多数の関連学会に分散して発表されて不便であった。 その不便は解消する、とある。
 前記のように、筆者もこの”不便”という気持ちはよくわかる。
しかしまた、はてなという気もする。

★ 現在のように技術確信のテンポが強いと、レーザのように急成長した分野は幾つもある。
それらは、例外なく境界領域に育ったもので、その分野の人々にとって、先の意味での不便な思いは同じであろう。
こうした事情で、レーザ以前にもいくつもの新学会が誕生したし、今後も学会の数は増え続けるであろう。 ところが、実際は新学会が発足しても、従来加入している学会は、退会しないままに新学会に加入するケースが多いと思う。

★ 一例として、電子写真学会があり、画像電子学会がある。 その上、電子通信学会に画像工学研究会があり、テレビ学会にも画像工学研究会がある。
勿論、それぞれカバーする領域は異なるだろうが、人によっては、それらすべての学会に加入せざるを得ないかもしれない。
 不便さの故に新学会を作る。 それがまた不便さを加速する。
技術情報の量があまりに増えた結果、むかし通りの論文スタイルや学会形式は、不適当になった。基本的な対策が必要な時期に来ている。


★ 米国では、十数年前にIEEとIREという、日本の電気学会と電子通信学会に相当する二大学会が合併した。 今日のIEEEという単一組織ができたことは、いろいろな面で米国の電子関係技術者にどれだけ大きな利益を齎したかわからない


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ブログに収録時に註記:2005/7/20
この動きが、ボスクラス研究者に肩書きを作って対外的に格好を付けたり、叙勲者対象選考に有利にする狙いなのは明らかであるが、 第一線で働く人にとってはマイナスであるのは文中に在るとおり。
しかし、その他に政府関係から資金を引き出すのに便利であった事実は働き蜂にも役立った。  情け無い国情である。  国連常任理事国入りの前に、文化国家になることを目指すのが先だと思う。

 −  −  −  −  −  −  −  −  −  −  −  −



 −  −  −  −  −  −  −  −  −  −  −  −
註記:「私の独り言{前置き[1]}:2005/4/21」に述べた理由で、このシリーズの記事を多数並べているが、これらの中で筆者として最もお読み戴きたいのは、次の2編です。
◎[11]私の独り言{明治生まれ:1979/5/26}[2005/7/6]
◎[9]私の独り言{血税の使い方:1978/4/5}:[2005/07/04]
 −  −  −  −  −  −  −  −  −  −  − −



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
(独り言22)学会の乱立 変人キャズ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる